#devlove0423 『DevLOVE 今、未来に繋がるために帆を立てるとき。』に行ってきて。
昨日は午後一から「DevLove」っていうデベロッパーサミットに行ってきた。これがなかなか豪華な顔ぶれでTDDの和田卓人さんもいらっしゃるということだったので見に行った。
ちなみに和田さんのは下の本の監修もやっている。
- 作者: 和田卓人,Kevlin Henney,夏目大
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちなみに会社の会議後に向かったので遅刻して一番最初のsessionは聴けなかった。もったいない。
詳しいまとめはこちらにものすごくまとめて下さっているものがあるのでそちらを参照してください。
自分は要所々々の感想でも。
「なぜソフトウェアアーキテクトが必要なのか」鈴木雄介さん
最初の導入部分でソフトウェアとは?を丁寧に説明してくださっていて、より深い部分で思考されていることが伺えた。
詳細はここには書かないとして心に残った言葉だけを書きたいと思う。
「車のアーキテクチャは言うても100年ほど変わってない」
トヨタのアーキテクトが凄いという話のあと、
でもそんなことが出来るのはすでにアーキテクチャが決まっているから。同じアーキテクチャを使い回すのだから効率が高いのは当たり前って意味だった。
いや確かに車のアーキテクチャはあまり変わってなさそう!
逆に常に移り変わり新しいものをつくっていこうとするソフトウェア開発ではアーキテクチャの使い回しが(あまり)利かないのでアーキテクチャは常に不安定。そのため経験が蓄積できないためマネジメントも不安定になるということだった。
プロジェクトが上手くいかないのはアーキテクチャが不定というソフトウェア特有の現象なのかも知れない。
そういや普通にパソコンのアーキテクチャも変わってないね。
構成としては、
だから単純に性能・価格競争を続けられるんだろうけどね。
"Good managers do the things right.Good leadership dose the right thing"
「マネージャーは物事を正しくする。リーダーは正しいことをする。」
これを聞いて初めて自分の中でマネージャーとリーダーの間に線を引くことができた。この考えは将来役に立つと思う。どちらの立場になろうとも。
「デザインは色や形でなく、人の世界観を拡げる仕事でしょ?」By 西村佳哲
http://www.sensorium.org/vp6/lecture/index-j.html
言葉の力、デザインの力、当たり前のことだったはずなのにそんな風に思うことが出来なかった自分。
なんだろうな、この言葉を見るとフワっと浮いた感覚に陥る。
すごい人の言うことはすごいなぁと思った。
”デザイン”って聴くと単に線を引く仕事のように思えるけど、広義の意味では仕事すべてがデザインなんだと思う。ていうか”設計”って意味なんだから当たり前かもしれないけどね。
デザインという言葉は単純に好きだなぁ。
「プログラマが知るべき、たったひとつの大事なことがら」和田卓人さん
自分は遅刻していったんだけど(申し訳ない)そのとき講演中だったので受付をしてなくて、エントランスで講演ぽつんと待っていた。
そのとき端っこの方で熱心に発表練習をしている人がいるなぁ、誰かなぁと思っていたんだけど…発表になって発表者をみたらさっき練習してた人で、つまり和田さんだった(汗
知ってたら話しかけていたのに!って思ったけど発表練習の邪魔は悪いなと思って結局話しかけなかったかな。と思って後悔していたらなんとTwitterで #devlove0423 付けてつぶやいていたらリプ来た!のでうれしかった。
発表のスライドになぜか自分が卒業した大学の数学の先生(原慎一郎先生)が出てきたんだけど、どうやらRubyのすごい人だったらしく(そんな風には全然見えなかったのだが)、和田さんのスライドに大きくデーンと写真が出てた。原メソッドおそるべし。
なんの話だっけ?
完璧主義の呪い
自分もこの気がバリバリあって、内定者研修を通してちょっとは払拭できたかなと思う。
和田さんもこれから抜けだせなかったらしい。でもまず動くコードを書いてからコードがきれいになるように直せばいいんだとわかった瞬間から最高のコードを書かねばという強迫観念から開放されたらしい。
やってから直せばいい、そしてできれば人にレビューしてもらってそれを早いサイクルで回す(これは自分が思っていることだけど)
ってことかな。
TDDを勉強して完全に払拭できればいいな。
写経(祈るように)
開発の帰りの深夜バス(深夜2時くらいのあるの??)に乗っているときにひたすら写経したらしい。写経と言っても本当に”お経を写す”のではなく、教科書に乗っているコードをそのまま写して試してを繰り返すということ。
別名はたぶんベーマガ方式かなw
勢いでブックスタンドを買ったので来たら開始しよっと。
「明日の開発もうまくいきますように」
追悼
まさーるさんの死。それによって起こった恩返しの気持ち。
これをきっかけに「話す」舞台に足を踏み入れる和田さん。
泣きそうだったな(俺が)。
渦を作れ!
エンジニアとしての学習の螺旋という意味と、周りを巻き込む渦を作れって意味もある。
一緒にしていいかはわからないけど。
自分も渦に巻き込まれる側でなく、渦を生み出す側になりたいと思う。
「ハッカー中心の企業文化を日本に根付かせる」よしおかひろたかさん
ハッカー中心の企業ってやっぱアメリカには多いと思う。
GoogleとかMicrosoftとかFacebookとか…
技術Drivenでサービスを展開する。全部自前でやるからこそ急な環境の変化に対応できる。
DeNAもそれを実践しているという話が出てきた。
「最高のエンジニアは最高のエンジニアと働きたがる」
結局これなのかな。これができてないなら逆に「最高の〜」ではないしなりえないのかな、と。
考えさせられる、今の俺はこれでいいのか?
と思って次に繋がる。
勉強会にいけ、やれ
よしおかの勉強会第一の法則で
開催のメリット>開催のコスト
というものがあった(第二の法則はないんだって!w)。
社外の勉強会を社内でやるのも効果的!
許可を求めるな、謝罪せよ
一瞬だけこの言葉が出てきた。
すごいことやりたいなら人の顔を伺ってる場合じゃないよね!ってことで。
まとめ
東京に来てから初の勉強会だった。
雰囲気もわかったし次の勉強会も早く行きたい。
あと写経したい!
関係ないけどRubyの勉強もしたい!
和田さん情熱的だった!(自分もRed Bull飲もうw)
そんな日曜です。