オブラブ収穫祭に参加してきた #oblove
若手(25歳前後)としてオブラブ収穫祭に参加してきましたよ、っと。
オブラブ 収穫祭 〜若手エンジニア、実りの秋〜 - 永和システムマネジメント
本当に意識高い発表ばかりだったので僕も意識が高いアピールとして速攻でブログを書きましたよと。
GREEのタンブラーがイカス!
あと意識高くgithubで開発したいと思ったのでPCの外側に初めてシール貼った。
これは社内の人へのアピールとして。
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発表内容はざっくり以下(一部伏せた方がよさそうな内容は書いてない)
当日の会場風景は@hsbtさんが撮ってくださりTwitterで共有されていました。
http://www.flickr.com/photos/hsbt/sets/72157631757915613/
■COOKPAD
井原 正博 (@ihara2525) http://ihara2525.tumblr.com/
COOKPAD社長室エンジニアの方の発表。
新人の教育について話そうというテーマでしたがCOOKPADではそもそも新人教育はないそうです!基本的にはやりたいことをやりましょう(http://ihara2525.tumblr.com/post/32109653164)という方針のようです。
新人に求めることは
「COOKPADを利用して何ができるかを考えよう」とのこと。
「遠慮は悪」なので「会社を使ってなにかをやろうと思って欲しい」と。
そのためにやりたいことをやりやすい環境作りを心がけているそうです。
クックパッドにおける教育=やる気を削がないことでありOSS(オープンソースソフトウェア)への参加も推奨しているそう。
社内ではpull requestを使って開発していて、そのためgithubになれることができ、結果OSSへの貢献にもつながっているようです。
個人的には「やらせるのはださいシステム」といっていたのが印象的でした。
中村 涼 (@r7kamura) https://github.com/r7kamura
1年目のエンジニアの方の発表。
初日からプログラミングしてデブロイまでこなす、それがCOOKPAD流らしいです。
プログラミングは初めて2年ほどなのにはてなインターンにも行ったことがあるなんてやばい「意識高い」!
中村さんはその環境の中でどうやって強くなろうとしているか発表してくれました。
まずgithubについて。すでに50回を超えるpull requestをしているそうで、その中で様々な指摘をもらってそれが成長につながっているようです。
また社内のDiffを全部見てたらいつの間にかプログラミングできるようになっていたとか。こういうのを聴くと早くうちもgithubかしたいと思いました。早くうちもgithubにしたいですね(大事なことなのでry)。
また社内にあるドキュメントやチャットのlogなどが豊富に存在しているようで、それを見ることでプロダクトの背景や実装方法など知ることができているようです。
ですが社内の資料だけでなく外からも情報を入れなければとも感じているようで、色々ことを調べては社内のマネジャー陣や先輩エンジニアにオススメしているようです。こういうことは見習わないと行けないなと思いました。
また5時以降は全部の時間をリファクタリングに充てているようです。
社内ツールもつくっていてとっても「意識高い」と感じました。
■paperboy & co.
@hsbtさんが司会
中尾 崇志 (@shikakun) http://www.shikakun.com/
一年目のデザイナーの方。元々は美大で映画撮影をしていたけど、「映画は多くの人とかかわる。でもそれに疲れた。Web業界なら一人でも作れるからなんとかなりそう」とペパボへの入社を決意(笑)。
入社後の研修は福岡に飛ばされてカスタマーサポート。その後OJTと称してデザイナーのいないチームに配属される。sqaleなどのサービスのデザインを手がけたそうです。
今は「はじめてのRuby勉強会」が社内で開催されたのをきっかけにエンジニアに混ざってRubyの勉強をしていてとても「意識高い」です。
その流れで社員の方から聞いたSinatraというWAFを使ってサービスを開発もしたそうです。
意識高い。
黒瀧 悠太 (@kurotaky) http://mo-fu.org/
一年目のエンジニア。
最初中尾さんと同じくカスタマーサポート業務を経験し本当に幅広い層の人達が使用するサービスをつくっているんだと実感。その後@kentaroさんと@hsbtさんにRailsの指導を受けます(そういう社内研修がある)。
エディタはEmacsじゃないと@kentaroさんから指導を受けられないらしく、新卒エンジニアは全員Emacsらしい。すごい影響力!w
自分はVimmerだけど社内でEmacs社内で教えてくれる人がいたら教わりたいなぁ。
また@gosukenatorからドクペをもらいながら泣きながら研修を受けていたらしい。キャラ濃い会社だなぁ。
その後刺身サンなど有名な方たちと一緒に開発を行なっているようです。
開発のやり方は毎朝朝会を行い”カンバン”の前でその日の作業や困っていることを相談するんだとか。司会はローテで行い、最初は企画者のみだったが今ではエンジニアも含め全員で司会をするようになったそうです。
あと面白かったのは「意識本棚」と言われる「意識の高い」本が沢山置いてある本棚があること。しかも謎にその本棚の前におかしが山積みにされてとか。
新卒も負けじと意識平積みを行なっておりわからないことがあったらそこで引いたり意識を高めるのに使っているらしいです(ブクログにも上がっている)。
自分の本棚も意識高くしているつもりなので今度はその社内共有をしたいなぁ。
また他にも勉強会が随時あり参加ボタンを押すと参加できるシステムがあったり、サービスリリースしたらくす玉を割る文化があるのがいいと思いました。
伊藤 洋也 (@hiboma) http://d.hatena.ne.jp/hiboma
ニート1年、ペパボ5年。アドバンスドシニア(というものがあるらしい)。
今回発表のあった新卒エンジニアのOJTの世話をしているとのこと。
最近はLue+NGINXにハマってるようです。
発表でも技術の内容が溢れていました。
知らない単語があったので随時調べたいです。
知らない単語
・OpenResty
・Puppet
・chef
・Maglica
DevOpsという言葉は嫌いという言葉通り新卒のエンジニアにはプログラミング意外にも基盤に近い部分も垣根なく教えていました。デブロイも普通にやらせるし、仮想環境も好きに作成&破壊させるそうです(それが簡単にできるシステムがある)。
Lua+NGINXのプラグインの書き方も近々教えたいとか、意識高いエンジニアが育ちそうですね、すごく。
個人的にはWebistranoでデブロイはできるような環境にしたいなぁっていうのと、SkypeやめてIRCににしてガンガンコミットとかの通知を飛ばせるようにしたいと思いました。
■DeNA
後藤 友和(@go_to_mo) https://twitter.com/go_to_mo
2年目エンジニア。30万人が使うサービスを開発・運営している。JOINなんてご法度の世界。
「DeNAはエンジニアを大切にする会社である」を軸に発表を行いました。
エンジニアも企画をやるし、ビジネスもやる。逆にそれができないと生き残れないとのこと。また何を言ったかが重要であり、先輩後輩関係なく正しければ採用される、そういう社風のようです。
DeNAの社内研修では研修をクリアしないとエンジニアになれないようになっているようで数名は実際にエンジニアになれず他部署に行く事になるとのこと。
技術だけでなく実際に部署に入った際に素直に先輩エンジニアの言ったことを実行できるかなど人間的な部分も重要なようです。
配属後はリーダブルコードなどを布教したり朝会・夕会を自ら実践するなどとても「意識が高い」わけですが、「人のせいにすると自分のためにならない」をモットーにして精力的にがんばっているようです。
個人的には同じ2年目エンジニアとして見習うべき点がたくさんあると思ったので引き離されないようにがんばりたいと思いました。
武部 雄一(@nuichi) https://www.facebook.com/nuichi
研修設計を行った方。研修のビジョンがとても明確でとてもためになる発表でした。
研修は設計の目標は研修修了時に即戦力レベルになること。
昔はOJT時代もあったようだが、
・現場の負荷が高いのでちゃんと教育できない
・学びのばらつきが生じる
・チーム・メンターに成長が依存する
・最終的に受け入れる側も拒むようになった
などの理由で厳しい状況があったらしいです(この辺はよくわかるなぁ・・・)。
今の研修は
・2~6月間の研修で卒業できるまでやる
・DeNAは完全にポテンシャル採用なのでもともとITスキルがない人達をエンジニアに育て上げるのも目標
・ハードだけど研修参生の反応が良かった
・最初から一流をめざす
・研修期間でなく実践模擬訓練
・受講者は能動的に自ら学ぶ
という感じだそうで
研修内容は技術意外にも
・企業文化の理解
・悪い癖の矯正
・日々の指摘
・時々、強烈なメッセージを送る
など。その人のマインドも含めた研修を行っているようです。
現場からは「待ってました!」の声が上がるほど、良い研修なったと自負していました。
曰く「東大に2度入学するより難し」く「宇宙飛行士になる訓練よりも少しマシ」らしいです・・・。
最後に研修側はどんなことを考えるべきかについて
・強力なメッセージング能力
・研修生の成長
・事業への貢献
などが大事だとおっしゃっていました。見習うべきあことがたくさんあるなっていうことと、思っていた以上に個人に対してかなり干渉する設計になっていてかなり熱い研修だと感じました。
■GREE
吉川 毅(@tsuyoshikawa) https://twitter.com/tsuyoshikawa
GREE Bootcampというもとがあるよ、という話でしたがGREEさんは最近色々厳しくなっているらしく発表のテンプレがかなりカターイ感じになってました。。。
個人的には
・かっぱさんはGREEだったのか!?
っていうのと
・先輩がやってくれたことを下に伝えるのが教育
という話が印象的でした。
露木 均 https://www.facebook.com/hitoshi.tsuyuki
基本的な研修の説明を行なって下さいました。渾身のネタが滑りつつも初発表にして大検討だと思いました。
ごにょごにょ。
■永和システムマネジメント
馬場 一樹 (@kbaba1001) http://twitter.com/kbaba1001
1年目の23歳エンジニア!永和さんのスライドはいつ見ても綺麗だなぁと関心しました。
まずgit pull reqestの話。
・一つのリクエストで付くコメント、146!
これだけやりとりがあればものすごく成長できそう。
その結果永和のmasterには変なコードがないそうです。すごいな(いや、これが普通なのか)。
しかもさらにすごいのが「社内の方がハイレベルすぎるので社外の勉強会では同じレベルの人達と触れ合うためにいっている」とのこと。
やっぱりみなさんレベル高いんですねぇっていうのと、そういう成長のストリームがあるんだろうなぁって言うのはこのあとの発表で感じました。
詳しくは資料でどうぞ(けっして文章を書くにつかれてきたわけじゃないです)。
https://speakerdeck.com/u/kbaba1001/p/skillup
田垣 亜季 (@akiinyo) http://twitter.com/akiinyo
プログラミング未経験でLinuxでとなりのディレクトリに行くにはどうすればいいのかわからないとこからスタートした田垣さん。
基本方針は「真似る」ことと「形から入る」こと。
ソースの書き方がわからなくてもまずはうまく動きそうなコードを見つけてコピペ(自分もよくやるなぁ・・・)。単なるコピペでもそれをするためには大量のソースを読まないといけないのでとても参考になるとのこと。
また「コードを書く前にテストを書くといいらしい」などわかればまず形からはいる。
そのような過程を踏むことによって徐々にスキルアップしていった模様。
またどんなに変なソースを書いてしまったもソースレビューを必ず行うので、安心のようです。
pull reqがあればどんな新人でもやっていけるとそう思える発表でした。
諸橋 恭介 (@moro) http://twitter.com/moro
10年目のエンジニアさんの発表。
「我々はどうしてお金をもらっているか?」というとても興味深い内容です。
お金をもらうためには
・ちゃんと仕事を終わらせる
・ふつうにやる
ことが重要とのこと。
まず「ちゃんと仕事を終わらせる」には
・今の作業のゴールはなにか?
・いつまでにやればいいのか?
・終わるとどうなるのか?
をしっかりとイメージできないといけません。
そのために新人には「議事録を書いて、読む」ことをおすすめしてるとのこと。
これによって
・流れがわかる
・どうしてやることになっているのか?
・終わるとどうなるのか?
がわかるとのこと。確かに自分も最初はまったく知らない案件に放り込まれた時も議事録書きからやらされました。
また報告の重要性については
・自分の気持ちを伝える
ことが重要であること、また
・悪いニュースこそ早く言う
・大抵のことはチームで解決できる!
ことを強調されていました。
また「ふつうにやる」とは例えば
・新卒の発言「テスト無いのにどうやってコード書くんですか!?」
先輩後輩関係なく「ふつうのこと」を「ふつうに伝える」
これが重要なことなんだとおっしゃっていました。
自分はまだまだ若手の一ですが、最近は入社当時よりも意見を言う回数が増えました(しかもわからないことをわからない、納得できないことを納得できないと言う機会が増えました)。
ネガティブなものもありますが、それ自体を共有して後悔はしたことないです。
必ずチームの誰かと一緒に解決できる形に持っていけるはずなので、何も我慢も遠慮もすることなく伝えた方がいいと思いこの発表に共感できました。
全体総括
・社内のソースは基本githubに上がっている印象(プライベートリポジトリ or エンタープライズ版github)。
・pull requestによるレビューを通した開発が基本になっていて、今日発表した企業はそれがすでに完全に根付いている状態。
・研修体系は企業によって様々だが、結局人を見ながら細かに調整している感じはする。決してデジタルで簡略化したり、外部に任せて終わりの研修はしていない。
・若手社員が最初から活躍している。また成長するための風土が社内にある。
・若手でも関係なく社内に意見して制度や仕組みを変えていっている(ここ重要)。
以上簡単なまとめでした。
いやーホント「意識の高い」発表でした。