builderscon tokyo 2016の個人的な感想
自分の発表についての報告はしたのですが、12/3にあったbuildersconの個人的な感想を書いていきたいと思います。
OSS は Windows で動いてこそ楽しい
※スライドはリンク先にあります
見れました!生mattnさん。「まっつん」って呼び方で正解のようです。個人的にmattnさんに会える!が今回最大のモチベーションだったので、発表も見れて懇親会でも話せて感無量でした。
GoはWindowsに優しいとおっしゃってましたが、mattnパッチやmattnウェアの存在がやっぱり大きいのだろうなと、スライドから再実感しました。
全裸も最高でした。
動け!Golang 〜圧倒的IoTツール開発へようこそ〜
お前かい、って感じですが、ちょっと個人的なエピソードを。
mattnさんの基調講演後の最初の発表を務めさせて頂きました。
メインホールのphpの発表の裏番組だったのですが、発表時間の前から隣の漫談による豪快な笑い声が聞こえて来ていて、「こっちは漫談やるひといないの?」みたいな圧力を受けつつ、時間ぴったりに発表開始させてもらいました。
スライド自体は1週間前に8割りほど作成していたのを前日の夜に再調整+発表練習をして臨んだという感じでした。 内容は完全に同業者向けになってしまったというか、IoTの製品を開発している工場はIoTになっていて、それをどうやって実現したのか、みたいな感じです。
実は1週間前にredmine.tokyoさんの方で発表させてもらっていて、スライドを使いまわせるかなって思ったけど、当然のごとくほぼすべてbuildersconのために書き直しました(被っていたのは最初くらい)。
buildersconのチケットを完全に買えず、このままではmattnさんを見れない><ということで、絶対に発表してやるぅ!と思っての応募でしたが、採用されて良かったです。
また過去のYAPC::Asiaに何度か登壇させてもらったり、企画も企業枠として運用していたりするので、個人的には結構思い入れが溜まっているなという感じです。
会社に余裕ができたら次は是非スポンサーしたいなぁという感じです。
会場写真
Automatic Smile Camera を作った話 - 親バカハックノススメ
どんな内容かなぁって思ったら完全にIoTでした。
BLEとWi-Fiが最初から積んであるIntel EdisonとWebCamを使って自分のお子さんの笑ったときの笑顔を機械学習で判定して、Slackに投稿するというもの。 一度OpenCVで顔が映ってる画像を選定し、その後Google Cloud Visionで笑顔の検知をさせているようでした。GCVにはAPIコールに制限があるようで、片っ端からGCVに送るのは難しいということで、一度OpenCVをかます必要があったとか。
これは自分でも是非やりたいなぁって思いました。 親ばかハックと言っていましたが、これは流行る!と思いました。
人工知能によってプログラムを有機化する
天才なの・・・、って思って聞いていました。ステートマシンが多段になっていたり、AIを統括するAIが更に上にいて、ユーザーを生かさず殺さずうまいことやりくりしているという話とかすごい興味が湧きました。発表では(おそらくご自身が担当した?)ゲームの動画も交えて話してくださり、とてもわかり易かったです。
最初、最近流行りのDeep Learningみたいな話題かと思って聴きに行ったのですが、むしろDLの内容は全然なくて逆にゲームAIの壮大なまとめみたいな感じで、でも逆にそれが良かったです。DLの話はネットや本で大体追いつけそうですが、まさにここでしか聞けない「知らなかった、を聞く」発表だったと思います。
「片手間JavaScripter」にも知ってほしい、Vue.jsで実現するMVVMパターン、Fluxアーキテクチャとの距離
まさに自分は「片手間Javascripter」であり、フロントエンドの話は個人的にはちょっと業務からは遠くキャッチアップも遅れ気味だったので、この発表を聴いて追いつきたいみたいに思って聴きました。
そのときのツイートを載せます。
しんぺいさんの発表、次来るであろう疑問について先回りして適切な粒度でスライドにシリアルにまとめてくれているので、すごいわかりやすい。隣の人がもう常にうなずきながら聞くぐらいすごい。 #builderscon
— kazuph (@kazuph) 2016年12月3日
注意深く、適切に設計するのムズい #builderscon
— kazuph (@kazuph) 2016年12月3日
しんぺいさんの発表聞いて、あ、jQueryやめようって思った #主に個人的なツールの話 #builderscon
— kazuph (@kazuph) 2016年12月3日
毎回ものすごくわかりやすいく、楽しみにしている発表だったので、聴けて良かったです。
そろそろプログラマーもFPGAを触ってみよう!
タイトルずるい、って感じで始まった発表でしたが、自分もFPGA買ってみようかなと思えるくらいにはおもしろかったです。 特にJupyterでPythonでFPGAできるPYNQはすごい魅力的に見えました。
会社にFPGAやっていた人がいるので、教えてほしい |д゚)チラッ
Bluetooth キーボードの作りかた採用
完全にガチ。実際に触りましたが、ちゃんとキーボードでした。 左右分離型でかつ、左右のキーボードが重複しているものは世界にこれだけだと思うので、普通に自分がほしいと思いましたw
話を聞いてると本当に回路設計から全部自分でやっていて、自分は基本的には回路より上がメインの人間なので、普通に参考になりました。 一応数万円で出来たということで、大人の趣味としても魅力的です。勉強代としてもそこまで高くないし(ロングにやることを想定したら)。
あと全部OSSでやっていて、最後のSってソフトウェアだけど、それでハードウェアをつくり切っているのおもしろいなぁと。 懇親会でも色々話を聞けて面白かったです(・∀・)
最後に
builderscon最高!次回は1000人規模!
仕事でハードウェアをやっている会社は今回は(たぶん)弊社だけでしたが、他の方もハードウェアの発表してきており、どれもクオリティが高くてびっくりでした。
次回は自分以外の会社もIoTで台頭してきているのと牧さんのカンファレンスで発表しすぎな気がするので、 発表できないかもしれませんが、今後も是非参加させてください!
運営お疲れ様でしたm( )m